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ラモス新監督誕生へ J2岐阜、債務超過解消

[ 2013年12月25日 16:57 ]

ラモス瑠偉氏

 J2岐阜の来季監督に元日本代表のラモス瑠偉氏(56)の就任が25日、決定的となった。岐阜が同日に岐阜市内で地元経済団体などとの意見交換会を開き、同氏就任の条件となっている1億4000万円の債務超過解消のめどが立ったことが報告された。今後、正式契約を結ぶ。

 地元財界による債務負担により、大口スポンサーから新たに数億円規模の支援を受けられる情勢となった。クラブの薫田大二郎社長は「経常的に支援していただけ、経営は安定する。(ラモス氏と)正式交渉に入りたい」と述べた。

 岐阜は2年連続21位。注目度アップへの期待が掛かるラモス氏は23日に「いい報告を期待している。必要とされれば準備はしている」と話していた。

 Jリーグのクラブライセンス制度では、2014年度決算までの債務超過解消などが求められている。

 ◆ラモス 瑠偉(らもす・るい)リオデジャネイロ出身。77年に読売クラブに入団し、93年のJリーグ開幕後はヴェルディ川崎(現東京V)で数々の優勝に貢献した。89年に日本の国籍取得後は日本代表の中心としてプレー。93年のワールドカップ(W杯)アジア最終予選で「ドーハの悲劇」を経験した。98年に現役引退。06、07年には東京Vの監督を務め、ビーチサッカーのW杯日本代表の指揮も執った。56歳。

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2013年12月25日のニュース