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原技術委員長が新専務理事に“出世” 二足のわらじに

[ 2013年12月20日 05:30 ]

日本サッカー協会の新専務理事に就任した原博実氏

 日本サッカー協会が“びっくり人事”を発表した。新専務理事に元日本代表で現技術委員長の原博実氏(55)が就任し、19日の理事会で承認された。

 原専務理事は「まったく思ってませんでした。ブラジルW杯に向けて代表を強くすることだけを考えていた。責任の重さは自覚している」と抱負を語った。

 W杯までは前代未聞の技術委員長との「二足のわらじ」となり、W杯ブラジル大会終了後の後任監督の人事まで職務をまっとうする。代表チームの活動についてはザッケローニ監督も了承しており、高畠勉氏がテクニカルコーディネーターとして加わりサポートする。原氏は浦和、FC東京の監督を務めるなど現場経験が豊富だが、実務面は鈴木徳昭特任部長が専務理事補佐に就いて後押しする。

 専務理事のポストは10月に田中道博氏が体調不良を理由に辞任してから空席だった。大仁会長は「日本のサッカーを強くしようという気持ちが強く海外のこともよく知っている」と評価する。若さ、コミュニケーション能力、大仁会長と同じ三菱重工出身で関係が良好であることも抜てきの理由に挙げた。

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2013年12月20日のニュース