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長友 本田に宣戦布告!来年5・4ミラノダービーで勝つ!

[ 2013年12月17日 05:30 ]

ナポリ戦で2点目のゴールを決めるインテル・ミラノの長友(中央)

セリエA・第16節 インテル・ミラノ2―4ナポリ

(12月15日)
 インテル・ミラノの日本代表DF長友佑都(27)が15日のナポリ戦で4試合ぶりに先発出場。チームは2―4で敗れたが、前半ロスタイムに今季4点目となるゴールを挙げた。試合後には、宿敵ACミランへ来年1月に加入する日本代表MF本田圭佑(27)に宣戦布告。活躍に太鼓判を押す一方でセリエAでの初対戦が予想される来年5月4日のミラノダービーを心待ちにしていた。

 ミスを帳消しにする得点だった。1―3の前半終了間際、コロンビア代表MFグアリンの折り返しに左から走り込んで右足シュート。3位ナポリとの上位対決には敗れたものの、長友は今季4点目で存在感を発揮した。

 11月末に左ふくらはぎを痛めた影響で4試合ぶりの先発復帰。前半9分にクリアミスから相手に先制点を与えてしまったが「コンディションも良いし、体の切れも凄く良い。1対1になっても負ける気がしなかった」と手応えを強調した。

 シーズン(リーグ戦)4得点はFC東京時代の08年の3得点を上回る自己最多記録。セリエA挑戦4シーズン目で確固たる地位を築き、自信を深めてきた。リーグのレベルも熟知している。だからこそ、力量をよく知る日本代表の同僚の活躍にも太鼓判を押した。

 「(セリエAは)厳しい環境、厳しいリーグで、プレーするのは本当に難しい。その中でも彼の能力だったらできるっていうのは確信している」と評するのは本田のことだ。来年1月のACミラン加入が11日に発表された。同学年でザックジャパンでは熱い議論を交わし、ともに「W杯優勝」を公言する盟友。誰よりも本田のセリエAでの成功を願っている。

 だがピッチ上では負けるつもりはない。22日に行われるACミラン戦は本田が未加入のため、初対決は来年5月4日のミラノダービーになる。「彼が嫌がるプレーは僕が一番知っている。彼も逆に僕が嫌がるプレーを知っている。どれだけ彼の良い部分を消せるか。ただ僕は抑えるだけじゃなくて自分の特長を出して勝ちたい」。アッレグリ監督の構想通りに本田が右FWで起用されれば対面でプレーすることになるだけにシャットアウトしての勝利を宣言した。

 ミラノダービーは1908年の初対決を皮切りに過去193試合開催され、インテル・ミラノの通算69勝60分け64敗。日本人同士が敵味方に分かれて出場すれば初。長友は「今までの日本サッカー史では考えられなかったこと。そういう道をどんどん僕たちが切り開いていきたい」と話すが、伝統の一戦ではセリエAの先輩としてのプライドを見せつける。

 ▽ミラノダービー ともにミラノに本拠を置くインテル・ミラノとACミランの対戦。長友は4試合出場で3勝1分け。初出場した12年1月の試合は左サイドバックで先発し1―0で勝利。同年5月は相手エースのイブラヒモビッチを封じ4―2快勝。同年10月は後半3分に人生初の退場処分を受けたが1―0辛勝。今年2月の対戦では左膝を負傷し後半29分に途中交代を申し出たが交代3分前に同点弾をアシストし1―1のドロー。リーグ戦通算ではインテルの66勝52分け60敗。

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2013年12月17日のニュース