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ミラン移籍の本田が帰国…ザック監督エール「活躍を祈っている」

[ 2013年12月12日 19:28 ]

モスクワから帰国した本田

 サッカーのイタリア1部リーグ(セリエA)ACミランへの加入が決まった日本代表MF本田圭佑が12日、4シーズン在籍したロシア・プレミアリーグ、CSKAモスクワでのプレーを終えて帰国した。欧州屈指の強豪クラブ入りの夢をかなえた本田には、祝福と同時にワールドカップ(W杯)ブラジル大会半年前にプレー環境を変えることへの心配も寄せられた。

 ACミランをリーグ制覇に導いた経験のある日本代表のザッケローニ監督は「本田の身体能力や技術、精神力なら現代のセリエAでも戦える。活躍を祈っている」とエールを送った。

 懸念もある。外国人選手として期待に応えるプレーができなければ、強烈な批判にさらされる。重圧で心身のバランスを崩し、調子を落とすきっかけにもなりかねない。リーグ9位に低迷するACミランでエースナンバーの背番号10をつける本田はなおさらで、日本サッカー協会の原博実強化担当技術委員長は「注目度も高く、難しいタイミングの移籍。早く慣れて乗り越えてほしい」と語る。

 香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)やローマ在籍時の中田英寿が味わった厳しい定位置争いも待つ。出場機会を失えば日本代表への影響も大きい。ザッケローニ監督は「入団はゴールではない。継続的に出場して初めてビッグクラブの選手だ」と一層の奮起を促した。

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