×

本田ワクワク「楽しみをコントロールするのに苦しんだ3カ月だった」

[ 2013年12月12日 05:30 ]

プルゼニ戦の後半、攻め込むCSKAモスクワの本田(右)

 CSKAでのラストマッチとなったプルゼニ戦後に取材に応じた本田はロシアでの4年間を総括し、W杯を含めた今後についての心情や展望を語った。

 ――最後まで勝利への執着を見せた。

 「結果を出せなくて非常に残念。Disappointment(失望)はあったとしても怒りはない。4年間で学んだことを次に生かしたい」

 ――何が足りなかった?

 「チームとしてうまく戦えてなかった。僕個人でどうこうできるレベルではなかったかもしれないけど、それを言ってしまうとサッカー選手として終わっちゃうんでね。クリスティアーノ(ロナウド)のようなことはできないにしても、可能性がある限り求めていかないといけない。10人になってからも本当のスーパースターは振り出しに戻してしまう。何か足りないから結果が出なかったと受け止めたい」

 ――ロシアで何を得た?

 「いい意味で失敗が多かったかなと思う。それが自分にとって自慢できる失敗ばかり。将来ね、これだけ失敗した人はなかなかいないという自慢があるし、さらに成長していけるように」

 ――次のクラブは?

 「それは俺が口にしなくても、皆さん書いているでしょ。どこに行くというのは言わない」

 ――楽しみでは?

 「楽しみですよね。楽しみで仕方がない。それをコントロールするのに苦しんだ3カ月だった」

 ――次のクラブでチームを勝たせられる選手に成長するイメージはある?

 「勘違いしないでほしいのが1人では勝たせられない。そこは大前提。CSKAでは格闘した4年間。満足していない。CSKAの何を変えたかって何も変えられなかった。そこは反省ですね」

 ――オンリーワンな存在になるということ?

 「誤解を恐れずに言うとね。オンリーワンになりたいと思っている。自分に何ができるかは理解しているつもり。ただリミットを設定せずに自問自答してやっていきたい。年齢も年齢ですしね」

 ――半年後はW杯?

 「非常に厳しいグループ。どこのグループも厳しいんですけど僕はスペインやブラジルと同じグループ以上に厳しいんじゃないかなと思う」

 ――その理由は?

 「まずイメージしていなかった。皆さんが知っているような国とやることに関してはイメージトレーニングができていたのでね。コロンビアも南米の強豪なんですけど、ギリシャのこともよく分からない。調べると非常に良い選手がいる。1試合目、2試合目に負けてすぐ終わることもあり得る」

 ――勝ち上がるイメージはできている?

 「ドローのイメージはしていたし、逆にそれが予想と違うドローになったのは事実としてあるので、イメトレは仕切り直しでしょう」

 ――残り半年間でさらに成長が求められるが?

 「まだ成長していきますよ」

続きを表示

2013年12月12日のニュース