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初戦は“因縁”コートジボワール戦!ドログバ、指揮官も…

[ 2013年12月7日 02:30 ]

2010年W杯南アフリカ大会強化試合で、日本代表・闘莉王と激しく交錯し骨折。ピッチの外に出るコートジボワール代表のFWドログバ(右から3人目)

 サッカーの2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の1次リーグの組み合わせを決める抽選会が6日、同国北東部のコスタドサウイペで行われ、日本はC組に入り、初戦で6月14日、レシフェでコートジボワールと対戦することが決まった。

 コートジボワールはFIFAランク17位で、W杯は3大会連続3回目の出場。世界屈指のストライカーであるドログバ(ガラタサライ)を擁しながらもW杯過去2大会はいずれも“死の組”に所属、抽選の不運もありグループリーグを突破出来ずに終わった。来年には36歳を向かえるドログバにとっては、おそらく今回がラストチャンス。選手としてのピークは過ぎたもののストライカーとしての決定力は健在。3度目の正直への必勝を喫す。10年のW杯前の強化試合では、ドログバが日本と対戦し、骨折した不運もあっただけに、日本戦は燃えそうだ。

 チームはトゥーレ兄弟をはじめ、ジェルビーニョ(ローマ)、カルー(リール)、かつてJ1柏に在籍したドゥンビア(CSKAモスクワ)、ボニー(スウォンジー・シティー)など欧州各国で主力としてプレーする選手を揃える。特にヤヤ・トゥーレ(マンチェスター・C)は30歳を超えなお成長中。今季はプレミアリーグでも強力なフリーキックを何度も披露するなど、セットプレー時により危険な存在となった。

 守備面でも本来ボランチであるMFゾコラ(トラブゾンスポール)をCBへコンバート。見事に最終ラインを統率し、W杯最終予選でのセネガル撃破に貢献した。チームを率いる元フランス代表のラムシ監督はプロ監督経験がなかったため、その手腕が不安視されたがアフリカ予選を無敗で突破したことでファンやメディアを納得させた。

 日本との対戦は3度あり、日本が2勝1敗。また、コートジボワールのサブリ・ラムシ監督は、ザッケローニ監督がインテル・ミラノの指揮官をしていた時の選手とあり、組み合わせが決まった後「かつて、私が指導していた」とコメント。ラムシ監督も「どういう仕事の仕方をするか、よく知っている。優秀な監督だ」と対戦を楽しみにする様子だった。

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2013年12月7日のニュース