ＦＣ東京　慶大生・武藤と契約へ　異例“長友ルート”でのプロ入り

慶大３年の武藤嘉紀は来季ＦＣ東京とプロ契約を結ぶ

　ＦＣ東京が特別指定選手のＭＦ武藤嘉紀（２１＝慶大３年）と来季プロ契約を結ぶことが分かった。

　所属する慶大サッカー部からは退部の了承を得ており、湘南に所属していた中町（現横浜）、川崎Ｆ所属だった都倉（現Ｊ２神戸）に続き３人目の現役慶大生Ｊリーガーの誕生となる。

　鋭いドリブル突破が持ち味の武藤はクラブ下部組織からトップチーム昇格の打診を断って慶大に進学。今年は関東大学リーグ１９試合に出場し、ともにチームトップの１０得点５アシストを記録した。

　大学３年でサッカー部をやめ、４年からプロ契約を結んだクラブの前例には明大から加入した日本代表ＤＦ長友（現インテル・ミラノ）がおり、武藤は“長友ルート”でのプロ契約となる。７月６日の広島戦ではＪデビューを飾っており、長友の恩師であるフィッカデンティ新監督の下で飛躍を目指す。