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大迫弾で鹿島ACL圏内3位浮上 柿谷の前で19得点目

[ 2013年12月1日 05:30 ]

<C大阪・鹿島>前半25分、大迫は先制ゴールを決めガッツポーズ

J1第33節 鹿島2―1C大阪

(11月30日 長居)
 FW大迫が今季19得点目を挙げて、鹿島がACL圏内の3位に浮上した。0―0の前半25分に遠藤の右CKに反応。岩政が頭でつないだボールを冷静にトラップして右足で押し込んだ。

 日本代表で定位置を争う相手FW柿谷の目の前で、11月10日の湘南戦以来2試合ぶりの一撃。「落ち着いて決められた。うまく転がせた」と振り返った。一時は同点に追いつかれたが、後半40分に小笠原のFKからのこぼれ球を中村が左足で決めて決勝弾。ジュニーニョ、遠藤が相次いで負傷交代するアクシデントを乗り越えて、勝ち点3を手にした。

 最終節を前に首位・横浜との勝ち点差を3に詰めたが、得失点差で9下回り逆転Vが絶望的な状況に変わりない。それでもチームの過去のリーグ戦の1試合最多得点は7で、713試合中3度記録。数字上の可能性はゼロではない。最終節の相手は2位の広島。現実的な目標はACL出場権確保と目前での逆転V阻止となるが、大迫は「10点ぐらい取らないとダメだよね?難しいとは思うけど、1年間優勝を目指してきたし、狙うしかない」と力を込めた。

 ≪来季のACL出場権(1~3位)争い 上位が直接対決 6位まで可能性≫首位横浜は敗れたが、今季の2位以内が確定し、来季ACL出場が決定。残りは2枠、可能性があるのは6位C大阪までだ。最終節(7日)は上位6チームによる直接対決。2位広島、3位鹿島、4位浦和は○ならば他カードの結果にかかわらず出場権獲得(3位以内)が決定。5位川崎Fは首位横浜とのホーム戦での○、6位C大阪は浦和とのアウェー戦での○が最低条件だ。

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2013年12月1日のニュース