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セレッソ扇原 独1部ニュルンベルクから正式オファー!

[ 2013年11月13日 06:00 ]

ブンデスリーガのニュルンベルクから正式オファーが届いたC大阪のMF扇原

 C大阪の扇原貴宏(22)に、ドイツ1部・ニュルンベルクから来年1月の獲得に向けた正式オファーが届いていることが12日、分かった。関係者によれば、複数年契約による完全移籍という条件を提示しているもようだ。日本代表の長谷部、清武が在籍する古豪は、現在はリーグで最下位と低迷中。今年7月の東アジア杯で日本代表に初招集されるなど、将来性の高い大型レフティー獲得へ早くも動きだした。

 日本代表の次代を担う大型ボランチが、来年1月に海をわたる可能性が出てきた。C大阪の主力として活躍する扇原に対して、過去にリーグ制覇9度を誇るドイツ1部のニュルンベルクが正式オファーを出していることが判明。関係者によれば、複数年契約による完全移籍の条件を提示し、今オフの獲得に向けて強い意欲を示しているという。

 ニュルンベルクはC大阪出身者の清武、そして今年8月には長谷部が加わるなど、日本代表2人が在籍する古豪。だが、今季は第12節を終えた時点で0勝7分け5敗と未勝利で、18チーム中最下位と降格の危機に立たされている。そこで、救世主としてリストアップしたのが扇原だった。清武を調査していた時から、若きレフティーにも注目。左足から高精度のパスを繰り出し、攻撃に変化を加えられるボランチを高く評価してきた。

 昨年のロンドン五輪で日本の4位躍進に貢献した扇原は、今年7月の東アジア杯で日本代表に初招集され、オーストラリア戦に出場した。その後はザックジャパンに選出されていないものの、クラブでは不動のボランチとして君臨。残り3試合で逆転優勝の可能性が残るC大阪の屋台骨を支えている。

 ジュニアユースから所属してきたC大阪に人一倍の愛着を示す一方で、「いつか海外でやってみたい気持ちはある」と話しており、欧州移籍には関心を示してきた。今オフのニュルンベルク加入となれば、長谷部、清武と日本人で形成する中盤に期待が高まることは間違いない。成長を続ける22歳の今後の動向に注目が集まる。

 ▼扇原 貴宏(おうぎはら・たかひろ)1991年(平3)10月5日、大阪府堺市生まれの22歳。堺北FCからC大阪U―15、同U―18を経て10年にトップ昇格。今季は第31節を終えた時点で29試合2得点。プロ通算68試合8得点。国際Aマッチ1試合無得点。1メートル84、72キロ。利き足は左。

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2013年11月13日のニュース