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長友 サネッティ復帰祝い弾!恒例パフォ「感動的」

[ 2013年11月11日 06:00 ]

<インテル・ミラノVSリボルノ>終了間際、2点目となるゴールを決める長友

セリエA第12節 インテル・ミラノ2―0リボルノ

(11月9日)
 インテル・ミラノの日本代表DF長友佑都(27)が主将の“復帰祝福弾”を決めた。9日、ホームのリボルノ戦に3―5―1―1の左MFで開幕から12試合連続のフル出場。1―0の後半ロスタイムに10試合ぶりの今季3点目を挙げ、4月に左アキレス腱を断裂した元アルゼンチン代表DFハビエル・サネッティ(40)の復帰戦を2―0の勝利で飾った。

 ダメ押し弾を決めた長友は、左手で指さしながら一目散に走りだした。その先にいたのはサネッティ。4月28日のパレルモ戦で左アキレス腱を断裂し、約半年ぶりに復帰した主将と恒例の“お辞儀パフォーマンス”を行い「自分がゴールを決めたことよりもサネッティが帰ってきて彼とお辞儀をできたということが本当に感動的でしたね」と喜びを爆発させた。

 得点の起点は後半37分から出場したサネッティだった。中盤でボールを奪うと1人を抜いてMFコバチッチにパス。長友はコバチッチからの浮かしたパスに走り込み、ワンバウンドを右足ハーフボレーで叩き込んだ。「彼(サネッティ)があれだけボールを運んでくれて、最後はマテオ(コバチッチ)からもいいボールが来て、僕は決めるだけだった。本当にマテオと、カピターノ(主将)に感謝した」と同僚への称賛の言葉を並べた。

 病床の元同僚に贈るゴールでもあった。元コロンビア代表DFで昨季からチームマネジャーを務めるコルドバ氏が腹膜炎の手術を受けて療養中。試合前にはメールで「きょうゴールを決めるから」とメッセージを送って約束を果たした。さらにインドネシア人実業家のトヒル氏に株式70%を売却したモラッティ会長は現役職としては最後の試合とみられており、恩返しのゴールでもあった。

 弾みをつけて日本代表へ合流。「代表でもっと貢献しないと。しっかりと責任感を持ってやりたい」。開幕からリーグ戦フル出場を続ける長友が、停滞するザックジャパンに“カツ”を入れる。

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2013年11月11日のニュース