メッシ　復活２ゴール！“カモ”ミランから８試合８得点

ＡＣミラン戦の後半、３点目のゴールを決めるバルセロナのメッシ（右）

　欧州チャンピオンズリーグの１次リーグ第４戦は６日に各地で行われ、Ｈ組のバルセロナとＧ組のアトレチコ・マドリードのスペイン勢が２試合を残して決勝トーナメント進出を決めた。バルセロナはＡＣミランに３―１で快勝。ＦＷリオネル・メッシ（２６）が２ゴールを挙げて同カード８試合８得点とし、欧州ＣＬで同一チームからの最多得点を記録した。

【グループリーグ】

　スランプ気味だったメッシが“カモ”を食って復活した。今季を含めて３季連続で対戦し、相性がいいＡＣミランから２ゴール。前半３０分にネイマールが得たＰＫをど真ん中に蹴り込んで先制点を挙げ、２―１の後半３８分は中央をワンツーで突破してダメ押し。欧州ＣＬで同一チームから８得点はＣ・ロナウド（Ｒマドリード）のアヤックス戦７得点を抜いて最多記録を樹立した。

　ＵＥＦＡ公式サイトで「徐々に負傷前の体調に戻ってきた」と手応えを口にした。９月末に右足太腿を負傷し、１０月中旬に復帰してから自身２年ぶりとなるリーグ戦４試合連続無得点。不振を伝える報道も目立っていた。５日付のスペイン紙ムンド・デポルティーボは昨オフに個人スポンサーであるアディダス社がＲマドリード、バイエルンＭ、チェルシーへの移籍を打診したが、メッシは即座に断ったと報じた。わずかな不調や移籍の噂も大々的に報じられるのはスターの証。復調したメッシが、来年のＷ杯ブラジル大会に向けてもピッチ内外で主役を演じることになりそうだ。