努力報われた長谷川監督　自宅に帰ったのは１年で１回だけ…

＜Ｇ大阪・熊本＞遠藤（左）をねぎらう長谷川監督

Ｊ２第３９節 Ｇ大阪４―０熊本

（11月3日 万博）
　Ｇ大阪が１年でＪ１復帰を決めた。遠藤保仁（３３）のゴールなどで熊本に４―０で快勝し、勝ち点を８０に伸ばし首位に浮上。神戸と０―０で引き分けた３位京都との勝ち点差を１０に広げ、３試合を残して自動昇格の２位以内が確定した。

　Ｇ大阪の長谷川監督は「少しホッとしています」と安堵しながらも、「残り３試合、優勝目指して頑張ります」と次の目標へ意気込んだ。

　就任当初から課題の守備の修正に着手。「ＣＢは外につり出されない」など細かいポジショニングを徹底した。ミーティングを重ね、勝った試合でも反省点を挙げて選手に原因を突き詰めさせた。オフの日もスカウティングに充て、都内の自宅に帰省したのは１年で１回だけ。幼少時に住んでいたこともある茨木市がホームタウンの１つでもあるガンバのため、心血を注いだ努力が報われた。