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スペイン留学の北朝鮮サッカー少年が到着

[ 2013年10月30日 07:57 ]

 北朝鮮がサッカーの本場スペインに留学させる10~11歳の少年らが29日、受け入れ団体があるスペイン・バルセロナに到着した。到着したのは当初予定より3人増えた14人の少年、10代後半というコーチ候補生4人と北朝鮮サッカー協会の関係者とみられる数人。

 北朝鮮は来月初旬にはイタリアにも少年20人を送り込む。

 ジャージー姿の少年たちは、スポーツ選手養成団体「フンダシオン・マルセ」の関係者に笑顔でお辞儀。「おなかがすいていますか」と聞かれると、全員が「シー(はい)、グラシアス(ありがとう)」とスペイン語で答えた。

 同団体のマルセ理事長(55)は「今年5月に北朝鮮政府との間で平壌にサッカースクールをつくることで合意した」と説明。「こちらでは少年へのサッカー指導より、指導者育成に重点がある。今後1年間で24人のコーチ候補生を受け入れる予定だ」と話した。

 北朝鮮は、サッカー選手養成などを手掛けるイタリア中部ペルージャ県の会社「イタリアン・サッカー・マネジメント」にも少年らを送り込む。ローマの韓国外交筋は、スポーツ好きの金正恩第1書記による発案との見方を示している。(共同)

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2013年10月30日のニュース