闘莉王が２ゴール！名古屋が逆転勝ち

後半、同点ゴールを決め雄たけびを上げる名古屋の闘莉王。奥は増川

Ｊ１第３０節 名古屋２―１大宮

（10月27日 豊田ス）
　名古屋が前線に上がった闘莉王の２得点で逆転した。０―１の後半２２分にこぼれ球を押し込み、４１分にケネディが競り勝ったボールを蹴り込んだ。「走った、頑張った、あきらめなかった結果が勝ちにつながった。泥臭くてもいい」と胸を張った。

　チームは１２位と不振で、闘莉王は「こんな苦しい一年はなかった。自分たちのプライドを見せないといけない」と鬱積した思いを抱えていた。この日は味方を鼓舞し、自ら結果を出して応えた。

　退任発表後、初白星となったストイコビッチ監督は「（闘莉王のＦＷ起用は）完璧な交代、タイミングで、あそこが鍵だった」と自画自賛。さらに「闘莉王は試合前に１点取ると言ったが、２点取った。うそで私を怒らせたが、これなら受け入れられる」と笑った。