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ドーハの悲劇から28日で20年 46歳三浦、現役にプライド

[ 2013年10月27日 18:13 ]

J2第38節 千葉2―1横浜FC

(10月27日 ニッパ球)
 サッカーの日本代表がワールドカップ(W杯)初出場を目前で逃し、日本サッカー界の大きな転機となった「ドーハの悲劇」から28日で20年。当時のメンバーで唯一現役を続けるJ2横浜FCの三浦知良(46)は27日の千葉戦に先発出場し、力強いシュートで相手ゴールを脅かすなど積極的にチームを引っ張った。

 1993年10月28日、W杯米国大会アジア最終予選最終戦のイラク戦で、日本は2―1の後半ロスタイムに痛恨の失点を喫して引き分け。Jリーグが同年に始まり、空前のブームに沸いた日本が失意に突き落とされた。

 プロとしてあくまで目前の試合にこだわる三浦の姿勢は今も徹底している。20年前の感慨に浸ることをよしとせず、当時のことは「いい思い出」とだけ触れ、プライドをのぞかせた。

 代表監督だったオランダ人のハンス・オフト氏(66)は9月に日本サッカー殿堂入り式典で来日し、当時を「人生は前に進まなければいけないし、一つのステップだった」と振り返った。よちよち歩きの日本のプロサッカーは、手厳しい洗礼をばねに98年W杯フランス大会に初出場。2002年日韓大会と10年南アフリカ大会でベスト16入りを達成した。来年のW杯ブラジル大会は5大会連続出場となる。

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2013年10月27日のニュース