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柿谷 優勝戦線生き残る!鳥栖戦2発で“モリシ超え”狙う

[ 2013年10月26日 06:00 ]

27日の鳥栖戦へ向けシュート練習を行うC大阪の柿谷(手前)

 J1逆転優勝を狙うC大阪は、27日に鳥栖戦(ベアスタ)を迎える。25日は大阪市此花区で調整。今季ここまで17得点を挙げている日本代表FW柿谷曜一朗(23)は、軽快な動きを披露した。元日本代表でクラブOBの森島寛晃氏(41)のシーズン最多得点は「18」。初代ミスターセレッソの背番号8を継いだ天才FWが先輩超えの一撃を決め、チームを優勝戦線に踏みとどまらせる。

 台風接近により雨が降り続けるピッチで、柿谷は最後まで汗を流し続けた。ハーフコートでの紅白戦は主力組の1トップに入り、杉本、南野らと好連係を披露。全体メニューが終わった後には居残りでシュート、そしてFKの練習を重ねるなど、鳥栖戦に向けた調整に余念はなかった。

 「向こうも必死にくるでしょうけど、それ以上に僕らも高い目標を持ってやっている」

 残り5試合で首位横浜とは勝ち点6差。もはや引き分けすら許されない状況で、敵地での一戦を迎える。チームは3連勝中と勢いに乗っているなかで、エースに求められるのは2戦連発となるゴールだ。

 今季ここまで17得点をマーク。クラブ史上J1シーズン最多得点は99年の黄善洪(ファンソンホン)が挙げた24得点ながら、元日本代表の森島氏が98年に記録した18得点には、あと「1」に迫っている。初代ミスターセレッソが身にまとった背番号8を継いだ天才FW。攻撃の浮沈を握る存在だけに、あこがれの大先輩を超えることは優勝への絶対条件となってくる。

 精度の上がってきたFKに関しては「(試合では)マル(丸橋)が蹴りますよ」とあまり強い関心を示さない。だが、照準はリーグ初制覇に定めており「“勝つ”って言ってから全試合勝ってきてる。最後まで勝てるように」と意気込んだ。過去公式戦4試合で4得点と好相性を誇る鳥栖戦。勝負を決めるゴールで逆転優勝への望みをつなぐ。

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2013年10月26日のニュース