ザック監督「決めきれなかった」後半の３バックには手応えも

＜日本・ベラルーシ＞厳しい表情のザッケローニ監督（右）

国際親善試合 日本０―１ベラルーシ

（10月15日 ジョジナ）
　Ｗ杯予選敗退のベラルーシに零敗、１１日にはセルビア戦に続き欧州遠征を連敗で終えた日本代表・ザッケローニ監督は「チャンスは作ったが決めきれなかった。ベラルーシはファーストチャンスを決めた。相手をほめなくては」と決定力の違いを口にした。

　ボール支配率は確かに上回った。しかし、ゴールを揺らすことはできなかった。ＦＩＦＡランクで格下の相手でも、体格、当たりの強さでは欧州強豪にも引けを取らなかった。９月にはホームで連勝し勢いをつかんだかに見えたが、アウェー戦での弱さが出てしまった。指揮官は「分析しなくては」と“内弁慶”ぶりに浮かない顔だった。

　後半は３バックも試した。「残り２０分の内容は良かった」と８カ月を切った来年６月のＷ杯へわずかな光明を見いだしていた。