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清武 豪快ボレー弾!今季2点目&同点弾も演出

[ 2013年9月30日 06:00 ]

ブレーメン戦の前半終了間際、今季2点目のゴールを決めるニュルンベルクの清武(右)

ブンデスリーガ ニュルンベルク3-3ブレーメン

(9月29日)
 ニュルンベルクの日本代表MF清武弘嗣(23)が29日、敵地ブレーメン戦で1得点1アシストを記録した。前半44分に8月18日のヘルタ戦以来となる今季2得点目を挙げると、後半25分には絶妙なスルーパスで同点弾を演出。3―3で引き分け、敵地での勝ち点1に貢献した。

 劣勢ムードを吹き飛ばす一発だった。2点を先行された前半44分。左からのクロスにゴール前で味方がつぶれ、ボールはフリーだった清武の前へ落ちてきた。ボールのバウンドを冷静に見極めて振り抜いた右足シュートは、GKも動けない豪快な反撃弾となった。1点を勝ち越された後半25分には絶妙なスルーパスで同点弾をアシスト。攻撃陣をけん引した。

 今季は欧州リーグでは日本人初の2桁得点&2桁アシストを目標に掲げている。だが開幕からチームは勝てず、清武自身「蹴ってばかり」と不満を漏らしたこともあった。そんな中、今月日本代表MF長谷部がボルフスブルクから加入。15日のブラウンシュバイク戦後には「ハセ(長谷部)さんがいるのでゴールを獲ることに専念したい」と宣言していた。中盤の低い位置まで戻ってゲームメークをこなした昨年と違って、高いポジションを取ることを意識。先発は右MFだったが、トップ下にポジションを移した後半23分には左からの低いクロスに飛び込むなど、フィニッシャーとして脅威になり続けた。

 10月には日本代表の東欧遠征も控えている。負傷したFW岡崎に代わって先発した9月10日の親善試合ガーナ戦では強じんなフィジカルの相手に臆することないパフォーマンスを披露した。現在、ザックジャパンは本田と香川のWエースが低調。清武にかかる期待は大きくなりそうだ。

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2013年9月30日のニュース