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G大阪 首位陥落で自力V消滅も…遠藤「まずは昇格」

[ 2013年9月30日 06:00 ]

<G大阪・愛媛>前半、クロスにボレーで合わせようとしたG大阪の宇佐美だが、クリアされる

J2第35節 G大阪0-1愛媛

(9月29日 万博)
 J2第35節は10試合が行われ、G大阪はホームで愛媛に0―1で敗れて今季4敗目を喫し、勝ち点71のままで2位に後退した。神戸はホームで水戸と1―1で引き分け、勝ち点72として首位に浮上した。3位・京都と4位・徳島は勝ち、それぞれ60、59とした。

 まさかの陥落だ。G大阪が“格下”愛媛の徹底した守備的戦術に足元をすくわれ、5月26日以来、約4カ月守ってきた首位の座から滑り落ちた。

 警戒していたセットプレーの一撃に沈んだ。前半だけで敵陣でのFK、CKは9本を数えるなど圧倒的にボールを支配。それでも、時には全員がペナルティーエリア内で守備をする相手にフィニッシュの精度を欠き、スコアレスで迎えた後半23分に決勝点を献上した。

 司令塔の遠藤は「我慢しながらチャンスは作れていた。攻守の切り替えも早かったし悲観する必要はないけど、もったいなかったかな」と淡々。2試合連続ノーゴールの宇佐美も「先制されて歯車が狂った。負けるときはこんな感じとも思うけど、ふがいなかった」と悔しさをにじませた。

 残りは7試合。首位・神戸との直接対決がないため、現時点で自力優勝の可能性は消えた。長谷川監督が掲げる年間目標勝ち点90には、もう1敗も許されない状況だ。ただ、J1復帰となる2位以内は、連勝が最低条件ではあるものの10月20日の富山戦で決まる可能性もある。遠藤は「まずは昇格。優勝はそこから考えたい」と“最低限”の目標達成に向けて、気持ちを切り替えた。

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2013年9月30日のニュース