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大儀見 エース証明V弾でナイジェリア撃破!歴代2位へあと1点

[ 2013年9月23日 06:00 ]

<日本・ナイジェリア>前半、先制ゴールを決め喜ぶ大儀見(右)

 なでしこジャパンは22日、長崎県立でナイジェリアと親善試合を行い2―0で勝った。前半36分、FW大儀見優季(26=チェルシー)が7月27日の東アジア杯韓国戦に続く2試合連続得点となる決勝ゴールを決めた。通算得点を47とし、歴代2位の元日本代表FW長峯かおり(45)の48得点にあと1点と迫った。チームは23日、千葉に移動し26日のナイジェリアとの第2戦(フクアリ)に備える。

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 やはりエースはエースだった。前半36分、宮間からのスルーパスを受けた大儀見はペナルティーエリア内をドリブル。確実に仕留められる位置に移動して、左足でゴールを決めた。「いいタイミングでいいパスが来た」とアシストした宮間に感謝した。左膝痛の影響で練習に完全合流したのは20日。試合後もアイシングを施すなど万全ではないが、通算得点で歴代2位の長峯かおりに1差と迫った。

 3連覇を逃した東アジア杯から2カ月。チームの成長を実感した。「ナイジェリアは組織的ではなかったから、もっと点を取らなきゃいけなかった」と、課題を示しながらも「攻撃のイメージづくりにはいい試合だった。(イメージを)共有できたのは大きい。東アジア杯はコミュニケーション不足もあって、できていなかった」と振り返った。数人の主力選手が涙を流した屈辱の大会を糧にチームは前に進んだ。

 自らの進化にすべてをささげる。今夏、チェルシーに移籍。練習は週3日程度で、学生と兼業している選手もおり、プロとは言えない環境。だが、自主トレメニューを工夫するなど、“苦境”に身を投じることで、逆に自分を成長させた。今合宿中は有町らからアドバイスを求められた。「(助言することで)自分もいろいろなことが学べないかなと思っている」。会話をすることで若手の考えなどを聞き、貪欲に吸収した。

 ほとんどのメンバーが入れ替わる中、大儀見は宮間、川澄とともにきょう23日からの千葉合宿にも参加する。佐々木監督が「やろうとしているサッカーを伝える役目」と、チームの中心に任命するエース。この日は前半のみで交代したが、26日のナイジェリア戦では3戦連続ゴールで歴代2位に並ぶ48得点目を決める。

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