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憲剛V弾 川崎F6位浮上で初Vも視野に

[ 2013年9月15日 06:00 ]

<川崎F・広島>前半、先制ゴールを決めた川崎F・中村は大久保(左端)らと笑顔でハイタッチ

J1第25節 川崎F2―0広島

(9月14日 等々力)
 川崎Fの中村が決勝ゴールを決めた。前半10分、右サイドの田中からのパスに抜け出した。「マイナス方向へのパスも考えたが(GKとポストの間が)空いてるように思った」。角度のない位置からGKのニアサイドを抜き、ネットを揺らした。同ロスタイムには森谷からのパスを受けると見せかけて相手を引きつけスルー。レナトの追加点につなげ全得点に絡んだ。

 6月のコンフェデ杯を最後に日本代表から外れている。しかし「(W杯)本番で選ばれればいい」と平常心で巻き返しを目指す。代表スタッフが視察したこの日も健在ぶりを見せつけた。

 今季は主にトップ下でプレー。「得点に絡まなきゃいけないポジションだし、それしか考えていない」と、06年の10得点に次ぐ7得点をマークしている。チーム総得点は50点でリーグトップ。大久保(18得点)、レナト(10得点)に次ぐ中村の得点力も見逃せない。

 勝ち点3を上積みしチームは6位に浮上した。首位・横浜との勝ち点差も9になった。初のリーグ制覇も視界にちらつくが「次戦で負けたら意味がない。次も勝って上に近づきたい」。一戦必勝で悲願達成を狙う。

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2013年9月15日のニュース