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香川ライバルと対決へ!ザックJ 年内最終戦はベルギー戦が有力

[ 2013年9月12日 06:00 ]

ガーナ戦で活躍した香川(中央手前)は空港で多くの女性ファンに囲まれる

 日本代表が11月の欧州遠征でベルギーと親善試合を行う方向で調整していることが11日、分かった。14年W杯ブラジル大会欧州予選A組の1位突破が決まり次第、正式決定する見通しだ。02年W杯日韓大会の1次リーグ初戦以来の対戦で、MF香川真司(24=マンチェスター・ユナイテッド)にとっては所属クラブで定位置を争うMFマルアン・フェライニ(25)との直接対決となる。

 日本代表が年内最終戦となる11月19日の親善試合でベルギーと対戦することが有力となった。実現すれば、02年W杯日韓大会以来11年ぶりの顔合わせとなる。日本協会の原技術委員長は「ベルギー、いいよね。いくつかの国とすり合わせてるのは事実だけど、正式には何も決まってない」と説明したが、関係者によると、協会幹部が8月下旬にブリュッセル入りして大筋合意に達しており、細部の詰めを残すのみとなっているという。

 FIFAランク10位のベルギーはW杯欧州予選A組で7勝1分けと首位を快走中。次節10月11日のクロアチア戦で引き分け以上なら、02年日韓大会以来の本大会出場が決まる。2位となりプレーオフに回れば日程が重なり試合が組めないため、1位突破が決まり次第、正式決定する運びだ。

 香川にとっては特別な一戦になる。ベルギーの中盤には今夏の移籍市場でマンチェスターUに加入したフェライニが君臨。モイーズ新監督が古巣エバートンからの獲得を熱望した選手で、定位置争いの強力なライバルだ。今季リーグ開幕から3試合出場機会がない香川には自らの実力を示す絶好の機会。同僚との直接対決を制すれば、その後のレギュラー奪取にも弾みがつく。

 また、11月15日の相手には3大会連続のW杯出場を決めたオランダが有力候補に挙がっていることも判明。実現すれば10年W杯南アフリカ大会以来の対戦で、こちらもマンUで香川の同僚のファンペルシーがいる。ザッケローニ監督の希望通りの世界的強豪国とのマッチメークで、W杯ブラジル大会に向けた強化を図ることになりそうだ。

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