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本田パニック!!報道陣、ファン350人以上が大移動

[ 2013年9月2日 06:00 ]

関西国際空港に到着したCSKAモスクワ・本田。居合わせた人々が殺到する中、悠然と歩く

 日本代表MF本田圭佑(27=CSKAモスクワ)が1日、国際親善試合のグアテマラ戦(6日、長居)、ガーナ戦(10日、日産ス)に備えて関西国際空港着の航空機で帰国した。今夏のACミラン(イタリア)への移籍のリミットが迫る中、空港では本田に似た格好の人物が現れてパニックとなる一幕も。ピッチ内外で主役を張る本田は2日、日本代表合宿に合流する。

 日本代表のエースの帰国を待ち構えた報道陣50人に加え、ファン300人も“フェイント”に引っ掛かった。逆サイドの到着ゲートから出てきた白いシルクハットをかぶった金髪の一般人を、一部の人間が本田と誤認。総勢350人以上が約150メートルの距離を爆走し、本田の事務所関係者も慌てて迎車を移動させた。すると、本来の到着ゲートから上下ベージュのスーツにスリッポンを履いた本人が登場。またも大人数が大移動し、空港警備員の制止も効かない状態になった。一般人や報道陣にもみくちゃにされた本田は一言も発せずに車へ。かつてないほどのパニック帰国となった。

 帰国騒動とは違い、今夏のACミラン移籍は沈静化しつつある。兄で代理人の弘幸氏は現在も海外に滞在しており、移籍期限となる2日(日本時間3日未明)まで粘り強く待つ意向だが、今夏の見通しは厳しくなった。

 1日のイタリア衛星テレビのスカイ・イタリアは「ガリアーニ副会長がRマドリードのカカー獲得のためにマドリードへ出発した」と報道。複数の地元紙は、カカーとACミランは来年3月までの契約を交わし、その後、米MLSのロサンゼルスへ移籍すると報じている。報道通りなら、本田は来年1月にミランへ加入し、カカーからバトンを受けることになる。

 本田が急転移籍する可能性もわずかながら残っているが、移籍であれ残留であれ「自分は選手。やるべきことを見失わずに正しい方向へ進みたい」とピッチ内に集中する姿勢は変わらない。まずは親善試合のグアテマラ、ガーナ戦。フルメンバーでは4連敗中のザックジャパンを救い、再び世界一という壮大な目標へのスタートを切る。

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2013年9月2日のニュース