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鹿島の21歳GK八木が現役引退…心疾患で今春手術、志半ばで決断

[ 2013年9月1日 11:04 ]

現役引退を発表した鹿島のGK八木

 J1鹿島は1日、GK八木直生(21)の現役引退を発表した。8月末日をもって選手契約を解除。9月1日付けで鹿島の育成組織コーチとしての契約を結んだという。

 群馬県桐生市出身で、鹿島ユースから2010年にトップチームに昇格した八木は、身長1メートル99の大型GKとして期待され、2009年にはU―18日本代表候補に選出された実績もある。だが、今年1月のメディカルチェックで心疾患が見つかり、手術。プロ4年間で公式戦の出場はなかった。

 八木はクラブを通じて「春に心臓の手術を受け、復帰を目指してトレーニングを行ってきましたが、このたび現役選手としての生活を終えることを決意しました。シーズン終了を待つよりも、少しでも早く次の一歩を踏み出し、勉強を始めることが大切だと思い、決断しました。これまで多くの方々に支えていただいてきたので、本心を言えば、ピッチで恩返しがしたかったです。申し訳ない気持ちは残りますが、今後は今までとは違った形でクラブに貢献できればと考えています。ユース時代から7年間、プロとしてカシマスタジアムのピッチに立つ日を夢見て練習に取り組んできましたが、これからは自分が育てた選手がプロのピッチに立つことを夢見て、日々精進したいと思います。最後になりましたが、これまでの選手生活を支えてくれた家族、チームメート、スタッフ、そして何よりもファンの皆さんに心から感謝したいと思います。本当にありがとうございました」とコメントを発表。

 シーズン途中での現役引退となったこともあり、クラブは9月29日に行われる「オープンスタジアム2013」(カシマスタジアム)でセレモニーを行う。

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2013年9月1日のニュース