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磐田 前田連続弾も守備崩壊…好相性新潟に逆転負け

[ 2013年8月29日 06:00 ]

<磐田―新潟>ゴール前で相手DFと競り合う磐田FW前田

J1第23節 磐田2-4新潟

(8月28日 東北電ス)
 磐田は前半と後半、まるで別のチームのようだった。昨年8月18日のC大阪戦以来、約1年ぶりとなるエース前田の2得点も勝ち点には結びつかず、過去4年7戦負けなしと好相性だった新潟に逆転負け。

 2点リードで折り返した後半6分、FW川又に1点を返されると、わずか3分後の同9分、再び川又にゴールマウスを割られ、同点に。さらに同34分にMF三門に勝ち越し点を決められると、同40分にはMFガウーショにゴールを決められた。

 前半はピンチを食い止め、少ないチャンスを確実にものにした。前半9分、MFカルリーニョスが前田とワンツーでペナルティーエリアに進入し、PKを獲得。前田が落ち着いて左隅に流しこんで先制すると、続く24分、DF宮崎のクロスを受けた前田が右足を振り抜き、2点目。だが後半は出足が鈍く、一方的な守勢。守備で簡単にマークを外されるシーンが何度も繰り返された。

 これで今季最長となる8戦白星なし。試合後、悲痛な表情を浮かべる選手と同様に関塚隆監督(52)も暗い表情で「痛い1敗だった。サポーターに申し訳ない。修正して次節を迎えたい」と話した。15位甲府が広島を下し、勝ち点差は9に広がった。J1残留の道は厳しさを増すばかり。かつて栄華を極めた名門クラブは、崖っ縁に追い込まれた。

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2013年8月29日のニュース