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芸術的同点弾!!宇佐美、G大阪復帰後7戦7発

[ 2013年8月26日 06:00 ]

<横浜FC・G大阪>前半、ゴールを決め喜ぶ宇佐美

J2第31節 横浜FC2―2G大阪

(8月25日 ニッパ球)
 手中にしかけていた勝ち点3を逃がした。G大阪は、1点のリードを後半43分に追いつかれるドロー。無敗は8試合連続に伸ばしたものの、連勝は4でストップした。

 エースの3戦連発も、勝利にはつながらなかった。1点のビハインドで迎えた前半29分、宇佐美が勢いを取り戻す同点ゴール。右隅ギリギリに吸い込まれる技ありシュートに「コースを狙えば入ると思った。パスするつもりで蹴った」と納得の表情で振り返った。古巣復帰後7試合で7得点。攻撃陣をけん引するも「勝利に導きたかった。勝ち点1は求めていないし、まだ甘さがある」と自己採点は厳しかった。

 チームの課題が見えた一戦だった。前半4分、加地のミスから失点し、アウェーに限れば5戦連続で前半15分までに先制点を献上。長谷川監督も「ずっと続いてる。やられてから目が覚めるのでは…」と苦言を呈した。

 ただ一方で、この日も藤春がミドルを叩き込んで一時リードするなど、4試合すべてで一度は逆転に成功している。15節までは逆転勝ちが一度もなかったことを考えれば、指揮官の「跳ね返す力はついてきた」との評価もうなずけるものだ。

 宇佐美も最後は言葉に力をこめて前を向いた。

 「引き分けで終わって良かった。これまでも先制されても勝ってきて、痛い目を見ていなかったから。最初に1点をあげるチームではダメ。このリーグは甘くないというメッセージをもらった」

 神戸との勝ち点差は5に縮まったものの、3位の長崎とは、まだ14の差がある。昇格と優勝へ向け、残りは11試合。課題を修正するための“良薬”と思えば、勝ち点1をそれほど悲観する必要はない。

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2013年8月26日のニュース