ウルグアイ強力ＦＷ爆発　フォルラン＆スアレス弾で圧倒

＜日本・ウルグアイ＞後半、失点しぼう然とするＧＫ・川島、今野、吉田（右はガッツポーズするフォルラン）

国際親善試合キリン・チャレンジカップ ウルグアイ４―２日本

（8月14日 宮城スタジアム）
　ウルグアイのＦＷコンビが、世界屈指の破壊力を見せつけた。２トップだけで日本の守備陣を崩したのが、前半２７分の先制点。昨季プレミアリーグ２位の２３得点を挙げたスアレスが、吉田を振り切って左サイドを突破し折り返しのパス。これをフォルランが押し込んだ。

　その２分後には、フォルランがＦＫを右隅に直接決めて追加点。１０年Ｗ杯南アフリカ大会でＭＶＰに輝いた３４歳が、２得点と健在を示し「日本も決して悪くなかったが、僕たちはチャンスをしっかり決められた」と余裕の表情で語った。

　一方のスアレスは所属するリバプールでは、移籍志願をしたためチーム練習に参加できず個別に調整中。それでも「きょうも悪くなかったと思う」と後半７分には吉田のクリアミスを確実に決めた。代表は現在、Ｗ杯南米予選でプレーオフ圏の５位と低迷しているが、タバレス監督は「素晴らしい守備とＦＷ陣がいる。戦術は選手の特徴によって決まる。南米予選に向けて手応えを得られた」と９月のペルー、コロンビア戦に向け自信をのぞかせていた。