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本田 豊田との星稜ライン開通へ!ゴール量産のイメージOK

[ 2013年8月12日 06:00 ]

練習の合間に厳しい表情を見せる日本代表MF本田

 日本代表の本田圭佑(27=CSKAモスクワ)が11日、親善試合ウルグアイ戦(14日、宮城スタジアム)に向けた自主トレを都内で打ち上げた。本田の星稜高の先輩であるFW豊田陽平(28=鳥栖)は既に過去の代表戦をチェックし、イメージトレーニング済み。コンフェデ杯で3連敗したザックジャパンに新たなホットラインが開通する。

 本田は都内で5日連続の自主トレを行い、代表戦への準備を整えた。この日は自身がプロデュースするサッカースクール「本田ソルティーロ」の東西コーチ陣全員を集結させて、ミニゲームなど約1時間半のトレーニング。今後のスクールの指導方針などを確認しながらも、きっちりウルグアイ戦に向けて万全の状態に仕上げた。

 12日からは代表合宿がスタートする。コンフェデ杯で惨敗し、巻き返しを図る第一歩。今回は東アジア杯で結果を残した9人が新たに加わった。その1人に星稜で1学年先輩だった豊田の名もある。高校時代に本田と豊田を指導した同校の河崎監督によれば、豊田は既に過去の日本代表の試合のDVDをチェックして各選手の動きを頭に叩き込んでいるという。

 同監督は「本田のスルーパスから豊田のゴールというのは高校時代に何度もあった。豊田はポストプレー、ヘディングというイメージが強いかもしれないけど、裏に抜けることも得意な選手」と相性の良さを強調する。過去に2人は名古屋時代の05年からの2年間と、北京五輪でチームメートだった。2人が絡んでの得点はなかったが、ともに進化を遂げた今なら話は別。「2人はお互いの特徴を分かっている。一緒に出場できれば良さを引き出せるのではないか」と相乗効果が生まれる可能性を語った。

 日本代表には1トップの絶対的な選手がいない。W杯まで1年足らずの状況に本田は「ここからはなるようにしかならない。新しい選手が出てくるのもそう。それでベストを尽くす」と話していたが、「本田―豊田」のホットラインはザックジャパンの新たな武器になる可能性を秘めている。

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2013年8月12日のニュース