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東アジア杯で韓国応援団 日本非難の横断幕 FIFAの規定に違反か

[ 2013年7月28日 22:13 ]

東アジア杯男子の日韓戦で韓国の応援団が掲げた横断幕。「歴史を忘却した民族に未来はない」と書かれている

 ソウルで28日行われたサッカー東アジア・カップ男子日韓戦で、韓国の応援団が日本の応援席に向け「歴史を忘却した民族に未来はない」との巨大な横断幕を掲げた。応援時の政治的な主張を禁じた国際サッカー連盟(FIFA)の規定に違反する疑いがある。

 横断幕は横幅30~40メートル、縦数メートルで、黒字のハングルで書かれ、試合開始と同時に、韓国応援団が集まったスタンドの2階からつるされた。

 韓国メディアによると、27日の女子日韓戦の際にも韓国応援団が、東京国立博物館が所蔵する朝鮮王朝の文化財の返還を求める内容の横断幕を掲げることを計画し、韓国サッカー協会が競技場への持ち込みを禁じた。

 この際の横断幕は文化財が植民地時代に略奪されたとの主張を基に返還を求める内容だった。

 韓国では、日本のサポーターが応援時に、韓国で「侵略の象徴」と非難の的になっている旭日旗を持ち込むことがあり、協会が旭日旗の使用をやめさせず、韓国側の横断幕だけ禁じることに反発が出ている。

 韓国では昨年、ロンドン五輪のサッカー男子の日韓戦直後、韓国の朴鍾佑選手が竹島(韓国名・独島)の領有権を主張するメッセージを掲げ、FIFAの処分を受けた。(共同)

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2013年7月28日のニュース