本田　４年契約で今夏ミランへ　伊テレビ報道　移籍金５億円超で近く合意

ＣＳＫＡモスクワの本田圭佑

　ＣＳＫＡモスクワの日本代表ＭＦ本田圭佑（２７）が、４年契約で合意していたＡＣミランへ今夏移籍することが決定的となった。イタリアの衛星テレビ局スカイ・イタリアが２３日、クラブ間交渉が移籍金４００万ユーロ（約５億２０００万円）で近く合意する見通しと報じた。

今回の移籍の仲介役を務めてきた大物代理人のブロンゼッティ氏がこの日、ミラノ市のクラブ事務所でＡＣミラン幹部と会談後に「ミランのオファーとＣＳＫＡの要求はほぼ差がなくなった」と明言した。

　１９日に本田の代理人である兄・弘幸氏とミラン側の代理人がモスクワ入りし、この日までＣＳＫＡ側と交渉。２２日付のイタリア紙トゥット・スポルトは「ＡＣミランのガリアーニ副会長は、代理人グループに３００万ユーロほどの予算（移籍金）を持たせた」と報じていたが、同副会長が言及していたスポンサーの援助で残り１００万ユーロを上積みした可能性もある。

　ブロンゼッティ氏は「本田が行きたいのはミランだけだった。バルセロナからのオファーさえも蹴った」と本田の“ミラン愛”が実ったことを強調。契約期間はすでに合意している４年で、年俸は２５０万ユーロ（約３億２５００万円）になる見通し。スカイ・イタリアは「２２日のクリリア・ソビエトフ戦後に本田はＣＳＫＡ会長と会談する」と伝えており、トップとの直接会談で本田は夢のビッグクラブ移籍への最終許可を得ることになりそうだ。