フランクフルト　アーセナルＦＷベントナーと合意ならず

フランクフルトとの契約交渉が合意に至らなかったアーセナルＦＷベントナー

　日本代表ＭＦ乾貴士（２５）が所属するドイツ１部ブンデスリーガのフランクフルトは、イングランド１部プレミアリーグのアーセナルＦＷベントナー（２５）獲得へ向け最終交渉を行っていたが、合意に至らなかったとドイツ紙キッカーが報じた。

　ベントナーは契約交渉を目的として９日にフランクフルト入り。同紙によると、既に両クラブ間では合意に達していたものの、同選手がアーセナルで受け取っている高額な年俸が障害となったという。ベントナーのアーセナルでの年棒は３００万ユーロ（約３億９０００万円）とされており、フランクフルトの中心選手に支払われている給料の２倍ということになる。ちなみに、日本代表ＭＦ乾の昨年の年俸は１５０万ユーロ（約１億９０００万円）となっている。

　ベントナーは昨季、レンタル移籍したユベントスでは怪我の影響もあり、出場はわずか９試合。プライベートでも飲酒運転により運転免許を剥奪され、デンマークサッカー協会より６カ月間の代表入り禁止処分を受けるなどの問題を抱えていた。

　さらに同紙は、フランクフルトのフェー監督がこれからもＦＷを模索し続けるとし、チェコ１部スパルタ・プラハ所属のチェコ人ＦＷカドレツに興味を示していると伝えた。