神戸　２発快勝で首位に２差、先制弾ポポが攻守に貢献

Ｊ２第２３節 神戸２－０愛媛

（7月7日 ノエスタ）
　前節の岡山戦に完敗して停滞ムードの神戸をポポの鬼気迫るプレーが救った。前半７分に都倉のシュートがこぼれたところを詰めて先制。後半１６分には自ら相手ＤＦを追いかけ回してボールを奪うと、エンドラインまで全速力で駆け抜けて中央へクロスを上げる。勢い余ってスポンサー看板に激突している間に都倉が２点目をたたき込んだ。

　前Ｇ大阪のＦＷレアンドロ獲得に成功した際の放出候補となっていたブラジル人ＦＷだが、その獲得交渉が暗礁に乗り上げているために再び得点源としての期待を受けることに。モチベーション維持が不安視されたなかで２得点に絡んだほか、強烈なミドルや献身的な守備で勝利に貢献した。「あきらめないことが自分のスタイルだ。まだまだこの先長いので引き続き頑張っていきたい」と静かに意気込む３４歳。首位奪取にその力は欠かせない。