熊谷　２９日ドイツ戦で宮間と新コンビ結成へ！

ボランチにも手応えを感じたなでしこジャパンＤＦ熊谷

　２６日のイングランドとの親善試合でボランチに入ったなでしこジャパンのＤＦ熊谷紗希（２２＝フランクフルト）が２９日のドイツ戦でもボランチで起用される見通しとなった。代表では初めてのボランチでの先発だったが、ＭＦ澤離脱を受けた中、従来のセンターバックに加え、中盤で新たなオプションとして可能性を示した。

　佐々木監督は「収穫。（攻撃でボールを）シンプルに動かして（守備でも攻撃の芽を）摘むというところはある程度やってくれていた」と合格点を出した。熊谷は「守備でつぶせるところはつぶせた」と手応え。その一方で「もうちょっとボールに触りたかった。攻撃面はバランスを取りながらやりたい」と反省したが、縦パスで好機を演出する場面もあった。佐々木監督はドイツ戦で宮間と組ませて先発させることを明らかにした。

　宮間は２０日のニュージーランド戦で左サイドに入ったが、指揮官は左サイドから切れ込む川澄のシュート力を評価。宮間をボランチに回して新たな組み合わせを模索する方針で「熊谷が宮間とやった時に良ければ、澤も含めて厚い層になる」と期待した。イングランド戦で攻撃的な役割を果たした阪口を含め、バリエーションが増えそうだ。