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ネイマール2戦連発&アシスト ブラジル4強一番乗り

[ 2013年6月21日 06:00 ]

<ブラジル・メキシコ>前半9分、先制ゴールを決め、ジャンプして喜ぶブラジルのネイマール。左はマルセロ

コンフェデ杯1次リーグA組 ブラジル2―0メキシコ

(6月19日 フォルタレザ)
 ブラジルの新10番ネイマールが、1得点1アシストの独り舞台で王国を1次リーグ突破に導いた。

 前半9分、またも華麗な先制ゴール。日本戦は右足ボレーで決めたが、今回は相手クリアの落ち際を左足ボレーでゴール左隅に突き刺した。1―0の後半ロスタイムには得意のドリブルで相手2人の間を抜けだし、ジョーのダメ押し点を演出。「またマン・オブ・ザ・マッチをもらえてうれしい。自分だけの力じゃなくてチームのおかげ」と謙虚な21歳を、フェリペ監督は「世界最高の3選手のうちの1人。ブラジルに必要なことを全てできる選手」と絶賛した。

 エースには国民に喜びを届けたいという思いがあった。ブラジル各地に広がる公費無駄遣いや物価高騰に反発する市民デモについて、試合直前に自身のフェイスブックで言及。「ブラジルで起こっていることは悲しい。国のため自分ができることはサッカーでのプレー。ムーブメントに触発されて今からピッチに立つ」と決意を記していた。

 公言通りの活躍で母国に2連勝をもたらし、準決勝進出が決定。ペレ、ジーコら名手の背負った10番の系譜を継ぐ逸材は「ブラジルは優勝候補。次も勝ちたい」とイタリア戦での3連勝を誓った。

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2013年6月21日のニュース