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東京Vはカズにとって特別な存在 伝統のパスサッカーも健在

[ 2013年6月18日 08:04 ]

6月9日に行われたイタリアOB選抜との試合で衰え知らずのドリブルを披露した三浦知良

 J2東京Vが期限付き移籍での獲得に動いていることが明らかになったJ2横浜FCの元日本代表FW三浦知良(46)。交渉が順調に進めばカズにとって15年ぶりの古巣復帰となる。

 東京Vはカズにとっても特別なクラブだ。ブラジルから帰国した90年に前身の読売クラブに加入。その後、V川崎時代にはラモス、北沢、ビスマルクら圧倒的なタレント力を誇り、93年にはJリーグ初代王者に、カズは同MVPを受賞した。さらに96年には得点王にも輝くなど数々の栄冠を手にした。

 現在はJ2に低迷する名門も、伝統のパスサッカーは健在。それはカズが最も生きるスタイルでもある。かつてヴェルディの顔だったカズが、黄金期の終えん後、観客離れに苦しむ古巣の人気を回復させ、J1昇格に貢献すればこれ以上、ドラマチックなシナリオはない。カズの新たな挑戦が始まる。

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