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森本 逆転W杯へJ復帰を視野「カテゴリーはこだわらない」

[ 2013年6月18日 06:00 ]

日本代表への思いを語った森本貴幸

 14年のW杯ブラジル大会開幕まで1年を切った。1月にカターニアからUAEリーグのアル・ナスルに期限付き移籍した元日本代表FW森本貴幸(25)がスポニチ本紙のインタビューに応じ、Jリーグ復帰を視野に入れていることを明かした。現在、帰国中で、今後に向けて備えているが、常に持ち続けているのは日本代表への思い。ザックジャパン入りへの意欲だった。

 18歳で東京VからセリエAカターニアに移籍。1月には日本人初の中東リーグプレーヤーとなった。リーグ戦13試合6得点、ACLでは5試合2得点。結果を残した。

 【森本と一問一答】

 ――今季について。

 「試合に出続けられた。それは自分の中では必要なことだったし得点も取れたので良かった」

 ――UAEでの収穫は?

 「カターニアで試合に出続けていた頃の感覚が戻ってきたことが大きい」

 ――プレー面では?

 「UAEに行って学んだのがクロスに対してうまく入れるようになったこと。以前はそういう感覚があまりなかった。今はクロスに対してファーサイドなのかニアサイドなのかとか、ボールの落ちどころが読めるようになった。きっかけは分からないけど、どこからでも得点を取れる自信がある」

 UAEでの半年間は回り道ではなかった。当然1年間離れている日本代表復帰も目指している。

 ――復帰には何が必要か。

 「この1年、どこでサッカーをするか。試合に出て、得点を取れれば呼ばれるようになると思っている。ある程度、得点力不足解消への自信を持ってやれる。カターニアとはまだ1年契約が残っているけど、今回のチームは考えて選びたい」

 全ては来年のため。26歳で迎えるブラジルW杯は森本にとっても最大の舞台。日本から飛び出して7年。だからこそJリーグ復帰の選択肢も口にした。

 ――来季は?

 「自分の中では欧州か日本。ハッキリと決めている。どこに行くのが(代表復帰への)アピールになるかを考える」

 ――カテゴリーや年俸などのこだわりは。

 「Jリーグだとしても別にカテゴリーにこだわりはない。どこでプレーしていても自分のプレーをしていれば関係ない。自分の年俸に対するこだわりも強くないです」

 仮にJリーグ復帰となれば、7月中旬から公式戦出場が可能。森本は休養を取りながらも、体づくりにも励んでいるという。決定力に問題を抱えるザックジャパン。森本は救世主となるか。

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