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快勝のブラジル 日本を徹底研究「マークうまく機能」

[ 2013年6月17日 06:00 ]

<ブラジル・日本>前半3分、先制ゴールを決めるネイマール

コンフェデ杯1次リーグA組 ブラジル3-0日本

(6月15日 ブラジリア)
 ブラジルの快勝劇を呼んだのは、新10番の大会1号だった。前半3分にネイマールがゴール正面約20メートルから思い切りよく右足を振り抜き、糸を引くようなシュートを右上に突き刺した。

 「ファンタスティックなキックで得点できたのはラッキー」。クラブと代表を合わせて実に10試合ぶり、945分ぶりのゴール。代表通算35試合で21点目を挙げた勢いに乗って前半43分には速攻からフレッジへのパスで決定機をつくり、直後に得意のドリブルで遠藤、長谷部を2人抜き。背中を痛め後半途中に交代したが大事には至らず、フェリペ監督から「いいプレーだった。いつも違いを生み出す」と絶賛された。

 チームは日本を徹底研究していた。前日、試合当日と2度のミーティングで指揮官は選手に詳細な情報を伝達。ダビド・ルイスが「中央の守備が堅いという情報があった。その通りにプレーできた」と言うように、1、2点目ともにサイドから速く低いクロスで崩した。またネイマールが13日の会見で警戒した本田、香川を徹底マーク。ダニエウ・アウベスは「きょうの香川は消えていたが、ブラジルのマークがうまく機能した」と胸を張った。

 昨年11月のフェリペ監督就任から大会前まで7戦2勝で批判が高まっていたものの、15日の地元グロボ紙(電子版)は支配率63%の内容を「進化が見えた」と評価。勢いに乗ったセレソンが19日のメキシコ戦で一気に1次リーグ突破を目指す。

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2013年6月17日のニュース