阪口１発１アシスト　復帰なでしこジャパンへ弾み

なでしこＬ杯１次リーグＢ組 日テレ３―０千葉

（6月15日 ＢＭＷス）
　なでしこリーグ杯は１５日、１次リーグＢ組の１試合が行われ、連勝発進していたチーム同士の対戦で日テレが千葉を３―０で下し、連勝を３とした。なでしこジャパンに復帰したＭＦ阪口が１得点１アシストなど３得点に絡む活躍で貢献した。

　後半ロスタイムにとどめを刺した。ＦＷ木龍の左クロスをＭＦ阪口がヘディング弾。１７日から佐賀県内で始まるなでしこジャパンの合宿に向け、弾みをつけた。視察していた佐々木代表監督が得点時に席を外していたことを知らされると「なかなか結ばれない関係なんです」と苦笑いしたが、前半２２分に前線へ絶妙のパスを通して先制の起点となり、同４０分は追加点をアシスト。ゴールを見逃した指揮官も「いいパスだった。もともと得点に絡むような“間”というものがある」と称えた。

　代表では澤とボランチを組むが、今季の日テレでは左膝手術から復帰直後はＦＷを務め、この日も攻撃的な２列目。「代表では役割が変わってきますけど、チャンスがあれば」とゴールに絡むプレーに意欲を見せる。佐々木監督も「ラストパスとかシュートに絡むところを（代表の）厳しい状況でもできるように」と攻撃力発揮に期待した。

　≪木龍も２得点演出≫１２年アルガルベ杯以来のなでしこジャパン復帰を果たした木龍が１得点１アシストを記録した。前半２２分に左サイドからの折り返しを左足で蹴り込むと、終了間際にダメ押し弾をアシスト。「結果を残せて良かった」とはにかんだ。ルーレットで相手選手をかわして場内を沸かせる場面もあり「代表でもああいうプレーをやりたい」と意気込んだ。