李忠成　ＦＣ東京退団　決断理由は「監督です」

退団が決まった李（右から２人目）のファンふれあいイベントには総勢７００人が集結

　今月限りでＦＣ東京を退団するＦＷ李忠成（２７）が今後の進路として英プレミアリーグ復帰を第１志望に掲げた。「イングランド国内。チャンピオンシップ（２部相当）以上のチームを希望している」。今月末には渡欧し、７月１日からは契約を残すサウサンプトンの練習に参加しながら、移籍先を模索する。

　完全移籍の打診も受けながら退団する理由には「正直、残りたかったけど監督（との関係）です」と吐露。「点を取ってもアシストしても後半の頭で代えられたり…。自分の力不足もあるので“李、監督批判”と書いてほしくないけど要因はそれが一番」と話した。

　≪ファンは温かく≫李本人の希望により設けられたファンとのふれあいイベントでは長蛇の列ができた。この日、東京都小平市のグラウンドに訪れた人数はクラブ発表で総勢７００人。当初は午後５時から３０分間の予定だったが、１時間延長となった。最後はピッチに立ち「チームが変わっても心の隅で温かく見守ってください」とあいさつ。「リ、タダナーリ！！」と自身のチャントが巻き起こる中、グラウンドを後にした。