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64年ぶりブラジルでW杯…あと1年、祭典待つ王国

[ 2013年6月11日 14:56 ]

マラカナン競技場で行われた国際親善試合で、盛り上がるブラジルサポーター

 4年に1度、世界を熱狂させるサッカーのワールドカップ(W杯)2014年ブラジル大会まで12日であと1年。最多5度のW杯制覇を誇る「王国」は、64年ぶりに開催するサッカーの祭典を待ちわびている。

 来年6月12日から7月13日まで12都市12会場で世界の精鋭が躍動する。決勝の舞台となるリオデジャネイロのマラカナン競技場は大規模な改修工事を終え、約6万6千人を集めたこけら落としの国際親善試合を済ませた。治安の悪い貧困地域の再開発を兼ねた周辺のインフラ整備も進む。

 開幕戦会場となるサンパウロの新築競技場は工事の遅れが懸念されるが、レベロ・スポーツ相は「連邦、州政府が力を結集して建設作業を監督している。絶対に12月の期日に間に合わせる」と自信を示した。

 前回自国開催した1950年大会で逃した優勝が悲願で使命となる代表チームは、9日の親善試合でフランスに快勝。国民の期待は一気に高まった。15日(日本時間16日)にはプレ大会のコンフェデレーションズカップが開幕し、日本を含む各大陸連盟の王者などが出場する。ブラジルにとっては、警備や輸送などの貴重な予行演習となる。(共同)

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2013年6月11日のニュース