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代表いなくても大丈夫!!倉田V弾でG大阪堅首

[ 2013年6月9日 06:00 ]

<北九州・G大阪>前半、先制ゴールを決め祝福されるG大阪・倉田(右から2人目)

J2第18節 北九州0―1G大阪

(6月8日 本城)
 大本命が頭一つ抜けた。J2第18節10試合があり、アウェーで北九州と対戦したG大阪はMF倉田秋(24)のゴールを守り抜いて5連勝。勝ち点を39に伸ばして、ホームで千葉と引き分けた2位神戸に勝ち点2差をつけた。

 代表組不在の中、頼れる副主将がG大阪を5連勝に導いた。前半5分、倉田が左足ミドルを突き刺し決勝点。後半は相手シュートがポストに救われるなど防戦一方だっただけに、貴重な勝ち点3をもたらす値千金の一撃となり「コースも見えていたし、時間帯も早かったんで、景気づけに狙ったろうかなと思って」と胸を張った。

 目標とする日本代表のブラジルW杯切符獲得に刺激を受けた。4日のアジア最終予選オーストラリア戦をテレビで観戦。「全員がファイトしていた。あの舞台に立ちたいと思った」。日の丸に向けてアピールを続ける背番号6は、この日も闘志あふれるパフォーマンスを披露。前半32分には右足首を痛めるも、前線での守備やドリブル突破からのスルーパスなど、最後まで攻守に貢献した。

 日本代表MF遠藤と今野不在で戦う6月。長谷川監督は軸となる選手に倉田の名を挙げた。指揮官の期待に応える活躍を見せる24歳は「2人が帰って帰ってくるまでに2位以下を離すつもりでやっている。転落したら何を言われるか分からないっすから」と気合十分。さらにチームリーダーとして「出ている選手だけでなく、みんなにとって今がチャンス。もっとやらないと」と鼓舞することも忘れなかった。

 これで今季6得点。シーズン前に掲げた「20得点」と「チーム優勝」という2つの目標達成へ向けて、若き副主将が走り続ける。

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