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Everyday,カズマット 遠藤ら愛用者続出

[ 2013年6月9日 06:00 ]

スタッフに髪の生え際を見られる岡崎(左)

 W杯アジア最終予選イラク戦に向けてドーハで合宿中の日本代表は8日、練習を行った。15日に開幕するコンフェデ杯(ブラジル)を含めて最大で約1カ月に及ぶ長丁場の遠征で、大半の選手が「カズマット」を持参していることが判明。FW三浦知良(46=J2横浜FC)がパートナー契約を結ぶ寝具メーカー西川産業のマットで快眠を得て、イラク撃破とコンフェデ杯の躍進につなげる。

 寝る子ならぬ、寝る選手はよく育つ!約1カ月に及ぶ長丁場の遠征で、ザックジャパンに秘密兵器が投入されていた。カズが製作に携わった西川産業のマットレスは、1800個以上のウレタン素材の凹凸が体を支え、睡眠時でも体幹をサポート。通常はでん部付近に集まる負荷が全身に分散されるのが特徴だ。

 チーム内では遠藤、今野ら国内組を中心に広がり、5月30日のブルガリア戦前から吉田ら複数の海外組も使用を開始。今野は「プロは体が資本なので良い物はどんどん取り入れる。凄く気持ちが良いですよ」と、すっかり心酔している。

 現在合宿中のドーハの6月の最高気温は41度(平均)。日本との時差はマイナス6時間ある。イラク戦後にはドーハからさらに6時間差のブラジルに出発。ブラジル内でもブラジリア→レシフェ→ベロオリゾンテとトータルで約3200キロのハードな移動を強いられる。過酷な遠征で体調を維持する、最大のポイントが快眠の確保。“カズマット”には猛暑の中で行われた昨年11月のフットサルW杯タイ大会でカズの安眠を支えた実績もあり、選手の間でも好評だ。

 ドーハでのイラク戦はカズを擁したオフトジャパンがW杯米国大会出場をあと一歩で逃した93年10月28日の「ドーハの悲劇」以来となる。コンフェデ杯が開催されるブラジルは、カズがプロとしての一歩をしるした土地でもある。イラクに21年越しの雪辱を果たして、いざプレW杯へ。1年後のW杯本大会で世界を驚かすため、“寝具カズ”のサポートを受けて充実の遠征にする。

 ≪休養組練習合流≫日本代表は8日、ドーハ市内の練習場でドーハ合宿2日目の練習を行った。初日の7日は軽めのメニューだったが、この日は前日の練習をキャンセルし、静養していた香川、本田らも合流。メンバーの23人全員が参加した。また、練習前にはザッケローニ監督が吉田、内田らと話し合う光景も見られた。

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