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宇佐美がガンバ復帰!7・20神戸戦で“再デビュー”

[ 2013年6月1日 06:00 ]

G大阪復帰が決まった宇佐美(右)遠藤(左)らとともにJ1昇格へフル回転だ

 J1昇格を確実にするための“切り札”が帰ってくる。J2首位のG大阪は31日、ドイツ1部ホッフェンハイムに期限付き移籍していたMF宇佐美貴史(21)が復帰することを発表した。18日から練習に参加し、早ければ7月20日の神戸戦(万博)が「再デビュー戦」になる。

 G大阪育ちの天才が、2季ぶりに“故郷”へ帰ってくる。2011年の夏からドイツでプレーしていた宇佐美が海外挑戦を一時封印。古巣への復帰を決断した。

 4月末にホッフェンハイム退団が決まった宇佐美はその後、チームには帯同せず、先月下旬にドイツから帰国。保有権を持つG大阪の幹部と話し合いを持った。欧州の複数クラブから興味を示され、去就について悩んでいたものの、クラブ側から「中途半端な気持ちでいるなら、ガンバでプレーしたらどうだ」と言われ「もう一度ガンバで、しっかりと頑張りたい」と誓ったという。

 日本代表やロンドン五輪代表にも選出された攻撃的MFにはクラブ側も大きな期待。長谷川監督はこの日、「試合の前日なのでコメントは控えさせてください」とだけ話したものの、かねてから「攻撃の切り札になる選手が出てきてほしい」と願っていただけに、うってつけの人材だろう。

 宇佐美は現在、オフを取っており、国内旅行中という。今月18日からチームの練習に参加し、同日に会見を開いてサポーターにメッセージを送る予定。選手登録ウインドーの関係で、公式戦への出場は7月19日以降となり、翌20日に万博で行われる神戸戦が復帰戦となる可能性が高い。今季唯一の黒星を喫した宿敵との一戦が“海外武者修行”の成果を見せる絶好の舞台になる。

 ▽宇佐美 貴史(うさみ・たかし) 1992年(平4)5月6日、京都府長岡京市出身の21歳。長岡京SSからG大阪ジュニアユース、同ユースを経て高校2年時の09年にトップ昇格。同年5月20日のACL・FCソウル戦でクラブ史上最年少となる17歳14日でプロデビューを果たす。11年5月に日本代表初選出。同年夏からドイツ1部バイエルンM、12年夏から同ホッフェンハイムに期限付き移籍していた。1メートル78、69キロ。利き足は右。

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2013年6月1日のニュース