×

長友 惨敗のチームに危機感“もっと貪欲さを出せ”

[ 2013年6月1日 06:00 ]

ヘディングでリフティングする長友(左)

日本代表練習

(5月31日)
 日本代表DF長友がブルガリア戦で惨敗したチームに対し“ずるがしこさ”を求めた。この日は試合翌日とあって軽めのメニューだったが、表情は険しかった。厳しいまなざしで「日の丸を背負っている以上勝たなければいけない。クレバー(ずるがしこい)さやハングリーさが足りない」とばっさり。自身を含めた前夜の日本代表のパフォーマンスを一刀両断した。ブラジルでもずるがしこさを示す「マリーシア」という言葉がサッカーで定着している。それは勝利への貪欲さの裏返しでもある。

 ブルガリア戦後はザッケローニ監督と話し合いの場を持ったという。指揮官も消極的なプレーについて「勝つためのハングリーさがない」と批判。それを受けた長友も「負けている状況で後ろでボールを回している。あれは世界ではやってはいけないこと」と同調した。

 W杯本番が刻一刻と迫るなか、不動の左サイドバックは「W杯はお祭りで行くわけじゃない。今のままだとコンフェデ杯も全敗しますよ」と危機感を募らせる。この思いを全員が共有できない限り、夢は夢のまま終わる。

続きを表示

2013年6月1日のニュース