柏・工藤、守備手応え　今季Ｊ１初シュート０も納得

＜広島・柏＞前半、広島・水本（左）と競り合う柏・工藤

Ｊ１第９節 広島０―０柏

（5月29日 Ｅスタ）
　柏の工藤が手応えとともに日本代表に合流する。中断期間前、最後の試合は不発。今季Ｊ１で初めてシュート０に終わったが、「守備に追われる展開は理解した上。前向きに捉えたい」と無失点に納得の表情を見せた。

　２６日の浦和戦は６失点の大敗。この日は守備に軸足を置いた戦いだった。３トップの右に入った工藤も決定機こそなかったが、前線から献身的に相手を追い続け「攻撃を評価されていますが、守備の面も手応えを感じています。いいポジショニングができた」と振り返った。初招集された日本代表のザッケローニ監督も前線の選手にも厳しい守備のタスクを課す。工藤も「代表のコンセプトを理解したい。まず守備を頑張り、そこから前線のダイナミックな動きで違いを出していければいい」と訴えた。３０日の親善試合ブルガリア戦に向けて「ベンチ入りすれば精いっぱい準備する」と２日連続での試合にも意欲をのぞかせた。