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日本と対戦ブルガリア代表、世界でも珍しい双子2組に注目

[ 2013年5月29日 19:58 ]

日本戦に向けて最終調整するブルガリア代表イレブン

 サッカー日本代表とキリンチャレンジ杯(30日、豊田ス)で対戦するブルガリア代表が29日に来日。小雨の降る中、名古屋市内で2時間入念にトレーニングを行った。

【ブルガリア代表メンバー】

 今回のブルガリア代表は、オランダ1部トゥエンテ所属の守護神ミハイロフが指の負傷のため急きょ来日メンバーから外れたが、ほぼベストの布陣となった。なお、フルハム所属のFWベルバトフは2年前から代表参加をボイコットしているため現在も不在状態が続いている。

 ブルガリア代表の特徴は、世界でも珍しい同代表に2組の双子の兄弟が選ばれていることだ。両サイドバックを務めるミネフ兄弟と、チームの中核を形成するミラノフ兄弟はともにスタメン出場してくる可能性があるので注目したい。要注意プレーヤーはW杯予選で3得点決めているフルハム所属のマノレフと、ロシア1部クバンで最近5試合5得点と大暴れしたポポフ。中盤両翼でのスタメン起用が予想され、彼らの攻撃力は日本にとって脅威となる。

 一方、ベルバトフ不在のFW陣は力不足。FWポジノフは全盛期にレッチェやユベントスなどセリエAで活躍したが、W杯予選でも無得点と現在では力の衰えが明らか。ドイツ2部のインゴルシュタットで活躍中のFWミツァンスキもずば抜けた能力の持ち主ではない。

 ブルガリア代表は9月までW杯欧州予選の試合がなく、今回の遠征での本気度はやや低め。ペネフ監督は日本戦へ向け「我々のチームにとって重要なテスト。手ごわいチームを相手にベストを尽くすつもりだ」とコメント。日本にとって仮想オーストラリアとされる相手なだけに、言葉通りベスト布陣が期待される。

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2013年5月29日のニュース