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「色眼鏡」に傷ついてきたベッカム…引退決断は「メッシに抜かれたとき」

[ 2013年5月17日 08:32 ]

2003年6月、CM契約した日本企業が主催する記者会見で笑顔を見せるベッカムとビクトリア夫人

 サッカー・フランス1部パリSGの元イングランド代表MFデビッド・ベッカム(38)が、今季限りでの現役引退を表明。濃紺のスーツに身を包んだベッカムは英スカイスポーツに引退を決めた心境を語った。

 ―引退を決めた経緯について。

 「まだトップ(レベル)でプレーできると感じていたので、難しい決断だった。今がふさわしい時期だと信じている」

 ―いつ決断したのか。

 「メッシ(バルセロナ)に抜かれたときかな。本当は分からない。昨年はMLSで優勝し、ことしもパリSGでリーグを制した。王者として辞めるのは気持ちがいい。だから今、引退するべきだと思った」

 ―どんな選手として記憶されたいか。

 「ハードワークをする選手として。私の人生と選手生活は色眼鏡で見られてきた。それが時に、自分がピッチで成し遂げてきたことを曇らせてきた。そんなことでは傷つかないと言ってきたけど、もちろん傷つく。引退するにあたり、サッカーでほとんど全て達成してきた。それは誇りに思う」(共同)

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2013年5月17日のニュース