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浦和&鹿島でJリーグ20周年試合 サポーターで競技場赤く

[ 2013年5月11日 20:48 ]

Jリーグ開幕20周年記念セレモニーで、グラウンドに並んだ各チームのフラッグ=11日夕、さいたま市の埼玉スタジアム

 サッカーのJリーグは1993年5月15日の開幕20周年を控えた11日、さいたま市の埼玉スタジアムでJ1のリーグ戦、雨中の浦和―鹿島を記念試合として開催し、ともにクラブカラーの赤の雨具やユニホームに身を包んだ4万6649人のサポーターが熱い声援を送った。試合は浦和が3―1で逆転勝ちした。

 両クラブはJリーグの発足時から参加し、浦和は最多入場者数、鹿島は最多7度のリーグ優勝を誇る。大東和美チェアマンは「リーグを代表するチームによる白熱した試合を見せられた。地域に根付いて発展してきたからこそ雨の中でこれだけのお客さまに見に来ていただけた」と語った。

 式典ではJリーグの歩みを振り返る映像が会場に流され、鹿島のエースFWだったアルシンド氏、2006年の浦和の初優勝に貢献したポンテ氏のブラジル出身両OBが姿を見せると、スタンドから大きな歓声が上がった。Jリーグ開幕日に生まれた女優の尾崎千瑛さん(19)も登場した。

 発足時から浦和を応援する埼玉県川口市在住の阿部貴志さん(52)は「もともとは野球が好きだったが、サッカーを見始めて面白いと思うようになった。開幕当時と比べ家族連れや女性、年配のお客さんが増えた」とファンの立場でこの20年間を振り返った。

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2013年5月11日のニュース