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バルサ“元バレンシアコンビ”誕生か?DFマテュー獲得を計画

[ 2013年5月11日 06:00 ]

 今夏の移籍市場で守備陣の強化を狙うバルセロナが、バレンシアのフランス代表DFマテュー獲得を計画しているとスペイン紙「ムンド・デポルティボ」が報じた。

 同紙によるとバルセロナは獲得の第一候補をパリSGのDFチアゴ・シウバとしてはいるが、4000万ユーロ(約52億円)程度の高額な移籍金が障害となっているという。そこでチアゴ・シウバが獲得できなかった場合に備えマテューに白羽の矢が立った模様だ。

 マテューは2014年6月までバレンシアと契約を結んでいる。チームからは2年間の契約延長オファーを受けているが合意には至っていない。同選手は契約延長に応じる意思があるものの「バルセロナかRマドリードからオファーを受けた場合は考える」とコメント。また、バルセロナ側は移籍金が契約解除に伴う違約金の800万ユーロ(10億4000万円)を上回らないだろうというコスト面での魅力も感じているようだ。

 今季マテューは本職の左サイドバックだけでなく、シーズンの途中からセンターバックとして新境地を開いた。SBとしては珍しい190センチを超える大型DFで、スピード豊かな攻め上がりと最後尾からウィングまでこなせるユーティリティーさが魅力。今シーズンでの退団が噂されるDFアビダルの後釜候補としてもピッタリだ。

 また、現バルセロナのスペイン代表DFジョルディ・アルバとはバレンシア時代には左サイドでコンビを組み、息の合ったコンビネーションとポジションチェンジで相手チームを困惑させた。移籍が実現した場合、元バレンシアコンビで織りなす左サイドの攻撃はバルセロナの新しいオプションとなるだろう。

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2013年5月11日のニュース