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レアルあと1点届かずCL敗退 モウ監督退団示唆

[ 2013年5月2日 06:00 ]

<Rマドリード・ドルトムント>試合に敗れ、うなだれるクリスティアーノ・ロナウド(手前はバイデンフェラー)

欧州CL準決勝第2戦 Rマドリード2―0ドルトムント

(4月30日)
 欧州CL準決勝第2戦1試合が30日に行われ、昨季まで日本代表MF香川真司(24)が所属したドルトムントが敵地でRマドリードに0―2で敗れたが、2戦合計4―3で16季ぶり2度目の決勝進出を決めた。第1戦を1―4で落としたRマドリードは終盤に2得点したが、1点及ばずに3季連続の準決勝敗退。欧州CL初の3クラブ目での優勝を逃したジョゼ・モウリーニョ監督(50)は今季限りでの退団を示唆した。

 大逆転にあと1点届かなかった。Rマドリードに待望の先制点が生まれたのは後半38分。ベンゼマが反撃ののろしを上げると、その5分後にセルヒオ・ラモスもゴールを決めた。この時点で2戦合計で3―4。あと1点取ればアウェーゴール数で勝てたが、そのまま終了。C・ロナウドは「ゴールを奪うのが遅すぎた」と嘆いた。

 就任から3季連続の欧州CL準決勝敗退で、モウリーニョ体制は終えんする。試合後に続投するか問われた指揮官は「おそらくノー」と返答。「イングランドで私は愛されている。特に1つのクラブからね」と04~07年に指揮を執ったチェルシー行きを示唆した。

 C・ロナウドは「契約は2年残っている。ここでCL優勝をしたい」と語ったが、英メディアではパリSG移籍、マンチェスターU復帰などが報じられており、エースも抜ける可能性がある。モウリーニョ監督が「私がいなくなっても、レアルはいつか優勝するだろう」と言うように、来季は新体制で10度目の頂点を目指すことになりそうだ。

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2013年5月2日のニュース